
社会性を身に付ける時期を社会化期といいます。
子犬を育てていく上でこの時期にどのように育てていくか、環境の豊かさや発育時期の扱い方が成犬になっても影響します。
社会性を身に付けるには生後12週令までが勝負です。
社会化は子犬が生まれて間もない頃からすでに始まっています。
生後3週令〜8週令の子犬には、将来関わり合うであろう様々な刺激と経験をさせる必要があるといわれています。(他犬、他動物、子供、交通騒音、獣医、車、日常の音[掃除機、インターホン、ステレオなど])
そして社会化期のピークは7週令、新しい環境にも順応でき、刺激的にも上手く対応できる時期です。これよりも前、生後3〜4週令で引き渡すところもありますが、母犬・兄弟犬と早期に離れると、母乳の奪い合い、ケンカをして群れでの上下関係の認識がつくれない、全て自分の思い通りになるワガママなコに育っていく可能性が高くなります。
逆に12週令以上経っても、人間や他犬から隔離されて育った犬は恐怖心を持ち続け、トレーニングもむずかしくなってきます。
これからワンちゃんを飼おうとしている方へ・・・
日本の場合、「犬を飼いたい!」と思ったら、
その日にでもワンちゃんを手に入れることは可能です。
よく考えた上で購入される方も沢山いるでしょう。
しかし、出来るだけ冷静になって、
事前調査もバッチリ行った上での購入をすすめます。
一時的な感情・・・
「目が合った!」 「残されてかわいそう」 「誕生日が私と一緒!?」
・・・は、とてもキケンです。
その場の勢いや感情で、
自分とワンちゃんのその後の10数年を決定しない様に、
今一度真剣に固い覚悟をもって飼いましょうね。